男性用のジーンズ・ズボン・スラックス・デニムパンツ・作業ズボン・作業パンツ・綿パンツ・トランクス

【実用新案権者】
【識別番号】720002089

【要約】（修正有）
【課題】小用時に男性器の取出しに余分な時間がかかり、過活動膀胱等の高齢者をはじめとした尿失禁の不安を解消・軽減する男性用ジーンズ等を提供する。

【解決手段】男性用のジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツにおいて、股上底部位置２より３０ｍｍ～４０ｍｍ程度のところまで比翼底部位置１を調整・引下げを行う。トランクスにおいては同様であるが、比翼底部を前身頃底部と読み替える。ジーンズ等の比翼底部位置１を男性器根元位置３より下に下げることにより開口部が下方へ拡張され、腰をかがめたりして男性器の取出しに余分な時間・負荷をかけることなく、尿失禁の不安の解消・軽減を図ることができる。

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項１】
ジーンズ等を着用した高齢者等男性の排尿時の容易さの確保のためにジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツの比翼底部位置を調整し男性器根元位置より下に下げ、股上底部位置より３０ｍｍ～４０ｍｍのところまで比翼底部位置を調整・引下げることにより開口部が下方へ拡張され腰をかがめたりして男性器取出しに余分な時間・負荷をかけることなく尿失禁の不安の解消・軽減を図ることができる男性用のジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツ。

【請求項２】
トランクスを着用した高齢者等男性の排尿時の容易さの確保のためにトランクスの前身頃底部位置を調整し男性器根元位置より下に下げ、股上底部位置より３０ｍｍ～４０ｍｍのところまで前身頃底部位置を調整・引下げることにより開口部が下方へ拡張され腰をかがめたりして男性器取出しに余分な時間・負荷をかけることなく尿失禁の不安の解消・軽減を図ることができるトランクス。

【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本考案は高齢者等男性の排尿時に関する。

【背景技術】
【０００２】
本考案は、男性用のジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツといった男性用のジーンズ等の比翼底部が股上底部から離れて高い位置にあり男性器根元より高い位置にあるため小用時に男性器取出しに余分な時間がかかり、過活動膀胱等の高齢者はじめ尿失禁の不安を感じることが多い。

【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】なし

【非特許文献】
【０００４】
【非特許文献１】なし

【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【０００５】
解決しようとする課題は、ジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、
作業パンツおよび綿パンツといったジーンズ等の比翼底部位置を調整することによって男性器取り出しに余分な時間をかけることなく尿失禁の不安を解消・軽減することである。
トランクスについては同様にトランクスの前身頃底部位置を調整する。

【課題を解決するための手段】
【０００６】
ジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツといったジーンズ等の比翼底部位置を調整し男性器根元位置より下に下げることにより開口部が下方へ拡張され腰をかがめたりして男性器取出しに余分な時間・負荷をかけることなく尿失禁の不安の解消・軽減を図ることができる。
具体的には、股上底部より３０ｍｍ～４０ｍｍ程度のところまで比翼底部位置を調整・引下げを行う。
トランクスについては同様にトランクスの前身頃底部位置を調整する。

【考案の効果】
【０００７】
ジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツといったジーンズ等の比翼底部位置を調整・引下げをしてジーンズ等の開口部が男性器根元位置より下方へ拡張させるため、スムースに男性器取出しができ尿失禁の不安が解消・軽減される。
トランクスについては同様にトランクスの前身頃底部位置を調整・引下げをしてトランクスの開口部が男性器根元位置より下方へ拡張されるため、スムースに男性器取出しができ尿失禁の不安が解消・軽減される。
また、男性器取出しに余分な時間がかかる他の要因として重ね着する下着の開口部形状がシンプルでなくジーンズ等開口部と同一線上にないことが多く２～３枚手探りして男性器にたどり着く下着の問題があるが、これに関しては「実用新案登録第３２３２０２６号」にて解決済みである。

【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本考案にかかわる解決手段の男性用ジーンズ等の平面図である。尚、男性用トランクスの解決手段としての平面図は当図面の股上部分に相当する。

【図２】現状の男性用ジーンズ等の平面図である。尚、男性用トランクスの現状の平面図は当図面の股上部分に相当する。

【考案を実施するための形態】
【０００９】
（図１）に示すように、ジーンズ、ズボン、スラックス、デニムパンツ、作業ズボン、作業パンツおよび綿パンツといったジーンズ等の比翼底部位置を股上底部位置から３０ｍｍ～４０ｍｍのところまで引下げ、開口部を下方へ拡張する。

【符号の説明】
【００１０】
１は、比翼底部位置を示す
２は、股上底部位置を示す
３は、男性器根元位置を示す（参考）

【発明者からのメッセージ】
当該実用新案登録については特許庁より「技術評価書」を取得済みですが、内容は「新規性がない。進歩性がない。」との記載です。
しかしながら、実際には尿意を催した時（特に頻尿の方そして下着を複数着用の方）にズボン類の開口部が下部まで十分拡幅されていないため排尿準備に時間がかかり（場合によっては尿漏れを起こしてしまう）苦労をされてる方が少なくないと想定されます。
そういった方々に喜んでいただけるこのデザイン変更後のズボン類が製造・販売されたら世の中明るくなるのではないでしょうか。
そして、そういった方々（並びにご家族）にアピールできる「商標出願」を申請していますので、販売面でのお力になれると信じております。
どうぞご検討の程宜しくお願い申し上げます。