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重し蓋の必要性の実験
2つの実験を試みた。
◎水分の蒸発の実験
50ccの水を2つの同じ大きさのフライパンに入れる。
1つのフライパンには、重し蓋をのせる。もう1つのフライパンは重しを無にする。
それを5分間弱火にかけてみた。すると重し有のフライパンはほとんど変わりなし。
重し無の方は半分になった。
◎炒め玉葱の実験
2つのフライパンに玉葱のみじん切りと少々の油と少々の水を入れる。
1つのフライパンは重し有、もう1つのフライパンは重し無にして、
10分間の弱火にかけてみる。そして玉葱を味見した。その結果、重し有の方が甘く、やわらかい美味しさになった。
以上の2つの実験で重しの効果が得られたと思います。
何故炒め玉葱を実験したかというと、大変時間がかかる料理で、さまざまな料理に使われるからです。
重し蓋を使った料理法
*料理のポイント
1.基本的に常に弱火にすること。
2.基本的に水は少ない量にすること。(野菜から出る水分を考慮する)
3.とろみや汁をとばす場合は、重し蓋を外すこと。
4.煮込みのような料理の場合、水分はたっぷり入れ、具材に味を染みこませるようにすること。(おでんのようなもの)火を止める前に、30秒位強めにして止めること。(余熱の利用)
① 基本的に料理の仕方は全て同じです。
② 野菜等は火を付ける前に全て入れ、少々の油と少々の水を入れ、重し蓋をしていれていきます。ダシ等は最初から入れ、醤油や味噌等は仕上げる少々手前で入れると良いと思います。
③ 汁にとろみをつける料理の場合、例えばカレーや麻婆豆腐等は、重しは外します。
④ きんぴらごぼうのように汁をなくしたい時は、蓋を取り炒り煮をしていきます。
⑤ 肉等は蒸すというような方法がベストなので、例えばカレー等、肉を入れる時、野菜が柔らかくなった時、上に肉をのせ、色が変わったら混ぜ合わせ、カレー粉を入れ、仕上げていきます。
*肉等のしたごしらえの仕方
50℃で洗い、フォークで肉を刺して、好みの大きさに切って、酒、少々の片栗粉、米油、ニンニク、生姜、塩麹等に漬込んでおくと良いでしょう。
*⑤AGE(終末糖化産物)の害を防ぐ為、肉や魚等は生がベストです。
しかし、魚は生で食べられますが、肉は熱を加える必要があります。
そこで肉は煮る、蒸すが良いのです。揚げる、焼く、電子レンジ等の料理はNGとなります。



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